夜の雨

夜になって雨が降りはじめた。予報では知っていたけれど、実際に音が聞こえてくると、やっぱり少し嬉しい。雨の夜は、世界が一回り静かになる気がする。

机に向かって、明かりをひとつだけ点ける。窓ガラスを伝う雫を眺めながら、温かいお茶を淹れた。今日あったことを順番に思い返してみても、特別なことは何もない。それでいい。

何でもない一日を、何でもないまま書き留めておく。

そんなふうに続けていけたら、と思っている。雨はまだ、しばらく止みそうにない。

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